寄居駅前通り 街路樹 樹名板デザイン・制作

(2023)

寄居町駅前通りの街路樹用の樹名板をデザイン・制作させていただきました。

この街路樹は日本でも前例のない「在来種の寄せ植え街路樹」を実現するため、特定非営利法人「寄居の緑と空間を楽しむ会」が長い時間をかけて進めてきたプロジェクトです。
2023年4月に植樹が終わり、現在は寄居町の山に見られる木々70種類以上もの在来樹木を見ることのできる街路樹となっています。
四季折々の見頃を楽しめることはもちろんのこと、街路樹を森と川との中継地点と捉え水脈を繋ぐことで、結果的に川を綺麗にすることができるそうです。

今回はそんな前例のないプロジェクトということで、既存の樹名板ではなく、オリジナルのデザインで制作したいとご依頼をいただきました。

1区画の寄せ植えは高木・中高木・中木・低木と主に4層に分かれているため、樹名板も4分割してそれぞれが紹介できるようにレイアウトをしました。樹名板のサイズはそれほど大きくもなく、取り付け位置も低いため、できるだけ目に入るように有彩色を使いつつ、主役である樹木の美しさを邪魔しないように抑えめのアースカラーで配色しました。また、それだけでは単調になりすぎてしまうため、歴史ある町をイメージして背景に和柄を入れ、アクセントになるようにしています。

全部で12箇所あり、それぞれが違う寄せ植えとなっているため内容もひとつひとつ違い、小学生などお子様も読めるように漢字には全てルビが振られています。学びの場としても活用できるのではないでしょうか。

街中で登山やハイキング気分を感じられる街路樹。ぜひ寄居町で楽しんでいただければと思います。

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